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解説記事
安全目標の設定とリスク評価による定量化
著者:
宮野 廣,Hiroshi MIYANO,村松 健,Ken MURAMATSU
発刊日:
公開日:
1.はじめに 発電設備の安全性のレベルに関して国民の間に混乱が見 本解説は、学会内の一部の人たちとの議論から取りまと めたものであり、これは必ずしも学会員の総意ではない。 しかし、これからを考える一つの手立てとなるものと考 え、ここに記載する。 今だ、原子力発電に対する国民のアレルギーが大きい。 これは、突然足元で起こる予測不能の地震への恐怖と原 子力発電所はいくら安全性を向上させても大規模事故の 発生の可能性が残っていることの2点が、人々の「不安」 を掻き立てているからに他ならない。 「不安」とはなにか......
解説記事
民間規格を活用義務化する米国政府機関(3)
著者:
長谷川 邦夫,Kunio HASEGAWA
発刊日:
公開日:
前号では、原子力規制委員会(NRC)と米国機械学 会(ASME)との関係を述べた。ここでは、筆者が見聞 した NRC が関与した規格を紹介する。 1. 判断基準を求めるNRC - 減肉 1986年のSurry-Unit 2の減肉による配管破裂を受けて、 ASME は早速減肉の規格 Code Case ( 以下、CC) N-480 を作成し、1990 年に発行した。しかし、NRC はこの規 格は減肉の管理基準であって事業者の問題であり、事故 を起こせば事業者にペナルティを課すのみ、としエン ドースしなかった......