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解説記事
リスク管理と技術倫理(3)-コンプライアンスと組織倫理とCSR-
著者:
中安 文男
発刊日:
公開日:
リスク管理と技術倫理(3)-コンプライアンスと組織倫理とCSR- 中安 文男 _ 1.はじめにどこかに悪の組織があれば、その組織を社会から退場させれば良い。組織の中のどこかに悪を働く構成員がいれば、その構成員を退職させれば良い。しかし、悪と善を分ける境界線は、人によって異なるし、この境界線はすべての人にある。これらすべての人を退職させると組織は崩壊する。リスク管理は、構成員がその境界線を越えないように、組織が社会から退場させられないように管理するためのものである。必要な事は、組織に共通な境界線を提示する......
解説記事
原子力安全・保安部会報告
著者:
神田 忠雄
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原子力安全・保安部会報告 神田 忠雄 昨年12月26日に、第25回総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会が開催され、新潟県中越沖地震を受けた原子力安全・保安院の対応や安全規制の制度整備及び最近の原子力安全・保安を巡る動向について報告が行われた。同委員会報告の概要を以下紹介する。1.新潟県中越沖地震を受けた原子力安全・保安院の対応 昨年7月16日10時13分頃、柏崎刈羽原子力発電所から約16km離れた地点で、M6.8の地震が発生した。今回観測された地震による最大加速度は、設計時の想定最大加速度を超え......
解説記事
火力発電設備の保全・運用最適化のためのリスク評価
著者:
藤山 一成
発刊日:
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火力発電設備の保全・運用最適化のためのリスク評価 藤山 一成 _ 1.はじめに21世紀におけるエネルギー技術の課題として、地球環境保護・CO2の排出削減、安全・安心の確保、経済性、エネルギーセキュリティがあげられる[1]。エネルギー設備のなかでも発電プラントにおいては、これらを同時に満たすことのできる工学的手法が求められている[2]。リスクベース工学[3]は、安全性と経済性の両面を指標として、設計・製造・運用・保全に適用できる技術体系として提案されているが、発電プラントにおいてもその適用を進める試みがな......