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解説記事
原子力発電所の高経年化技術評価と技術情報基盤の整備
著者:
菅野 眞紀,Masanori KANNO
発刊日:
公開日:
1. はじめに 我が国の商業用原子力発電プラント数は、東北電力(株)の東通原子力発電所1号機及び北陸電力(株)の志賀原子力発電所2号機がそれぞれ平成17年12月8日及び平成18年3月15日に運転が開始され、合計55基(図1参照)となり、米国(104基)、フランス(58基)に次ぐ第3位に位置している。 一方、平成22年には運転開始後30年を超えるプラントが20基となり、同年には運転開始後40年を迎えるプラントが現出する状況下にある。 このような背景の下、平成8年4月、当時の通商産業省資源エネルギー庁は、......
解説記事
石油化学プラントにおける保全の規格・基準類の概要と課題
著者:
佐藤 信義,Nobuyoshi SATO
発刊日:
公開日:
 規格・基準といった観点からみた石油化学プラントの特徴は、石油原料から、高温、高圧、低温、真空等の条件下で、多くの単位操作を組み合わせることにより、分子構造の異なる製品を生み出すことにある。 取り扱う流体の多くは、可燃性・爆発性・劇毒性等、物性そのものの危険性が高く、かつ、高温・高圧などの過酷な条件下で操作するため、プラントを操業するためには、いくつかの法規の適用を受ける。 また、生産には多くの単位操作が必要なため設備数が多く、1つのプラントでも、高温から低温、高圧、低圧等の幅広い操作条件を包含し、さらに......
解説記事
米国の保守規則におけるリスク情報の活用について
著者:
小林 正英,Masahide KOBAYASHI,福田 護,Mamoru FUKUDA
発刊日:
公開日:
我が国では原子力発電所の保守に関する規制は、定期検査、定期安全管理審査、保安検査などにより行われている。米国においては、保守規則(メンテナンスルール)を制定し、保守に関する規制を行っている。本解説では、リスク情報の活用が進んでいる米国において、保守に関する規制にリスク情報がどのように活用されているかを述べる。1.米国の保守規則について既にご承知の方も多いと思うが、先ず米国の保守規則に関する概要を述べる。下図に日本と米国の原子力発電所の設備利用率と計画外停止頻度の1980年からの推移を示す。1980年代、米......