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解説記事
コミュニケーションを支えるもの-ある原子力発電所の現場調査をとおして-
著者:
福井 宏和,Hirokazu FUKUI,杉万 俊夫,Toshio SUGIMAN
発刊日:
公開日:
1.はじめに?これまで、安全風土、すなわち組織成員を安全の配慮や安全行動へ導く組織環境について、原子力発電所の職員を対象とする質問紙調査による研究を実施してきた[1][2]。本調査は、過去の質問紙調査で良好な結果を示した職場を選定し、そこで定着している安全活動を現場調査によって見いだそうとするものである。現場調査の対象は、加圧水型原子力発電プラントを有するA原子力発電所のタービン保修課である。A原子力発電所の組織構成は、発電プラントの運転操作を担当する発電部門と、発電プラントのメンテナンスを担当する保修部......
解説記事
保全学と社会-科学技術と民主主義の観点から-
著者:
藤垣 裕子,Yuko FUJIGAKI
発刊日:
公開日:
1.はじめに 現代社会において科学の研究成果はほとんど時間をおかずに社会全体やその構成員の運命を左右するような形であらわれる。とくにライフサイエンスと医療の場合、応用は社会の構成員の一人一人の生や死と直結している。情報技術の場合、技術の流通は、社会の構成員一人一人のリスクや安全(セキュリティ管理とプライバシー保護ほか)と直結している。核兵器や環境汚染、遺伝子組換え食品ほか、安全と安心にかかわる重大な社会的政治的問題は、民主主義社会においては市民一人ひとりにとっての問題である。科学技術に関連した社会的政治的......
解説記事
安全文化に関するIAEAなどの外国の動向について
著者:
牧野 眞臣,Maomi MAKINO,阪上 武温,Takeharu SAKAUE,佃由 晃,Yoshiaki THUKUDA
発刊日:
公開日:
1.はじめに原子力施設の安全確保は、施設・設備を構成するハード面からの安全確保とこれを運用する人間、組織、マネジメントや制度等のソフト面からの安全確保が両輪となり、これら両輪が的確に機能することが必要である。特にソフト面からの安全確保の基礎となる原子力安全文化の維持、強化が極めて重要である。最近、国内外で組織問題に起因すると考えられる重大な事故等が増加しており、国際機関(IAEA:International Atomic Energy Agency;国際原子力機関、OECD/NEA:Organizat......
解説記事
沸騰水型原子力発電所における低炭素ステンレス鋼の応力腐食割れの経過と教訓(1)
著者:
二見 常夫,Tsuneo FUTAMI
発刊日:
公開日:
はじめに沸騰水型原子炉(以下BWR:Boiling Water Reactor)は直接サイクルであることから、原子炉圧力容器(以下RPV:Reactor Pressure Vessel)内に系統から錆や不純物が持ち込まれると濃化しRPV内の水質を悪化させ、さらにそれらが放射化されて運転保守環境を悪化させる。このため原子炉周りの配管は高価ではあるが腐食に強く強度のあるステンレス鋼およびニッケル合金を使用し、冷却水に純水を用い、容量の大きい原子炉浄化系を設けている。したがって、ステンレス鋼はBWRプラントを構......
解説記事
現代産業システムのリスクアセスメント論議論シリーズ-第1回-
著者:
丹羽 雄二,Yuji NIWA,吉川 螢和,Hidekazu YOSHIKAWA
発刊日:
公開日:
1.緒言-連載の開始にあたって 日本の産業技術の発展は今や成熟期に達したが,それに要求される品質は,「効率」,「コスト」にもまして最近は「安心・安全」が俄にクローズアップされてきた.例えば,自動車は速く走れるものから始まり,次いで燃費,居住性が求められた。そして最近では,車が道路幅を自動認識して,車が路肩に接近すれば,運転者に警報を出し,注意を促すものや,常時車が路側帯の白線を認識し,居眠り運転して路側帯にどんどん近づけば,車がそれを判断して自動的にブレーキをかけて元に戻そうとする。このような「安全」重視......
解説記事
確率論を利用した原子炉設計に関する検討(原子炉配管へのLRFD法適用)
著者:
高瀬 健太郎,Kentaro TAKASE,凌 元錦,Yuanjin LING,肥田 隆彦,Takahiko HIDA
発刊日:
公開日:
1.背景 米国機械学会は、先駆的に原子力発電設備の維持規格制定に取組み、1971年に供用期間中検査を規定したASME Code Section XIを制定している。その後、ASME Code Section XIの1974年版では、検査で発見された欠陥の成長評価と機器の健全性に基づく欠陥評価基準が新たに導入された。この基準は、供用期間中に発見された欠陥については、製造時の許容基準を超えた場合についても健全性を損なわない範囲で許容し、欠陥が存在したまま継続運転可能とするものであり、1960年代に進展した破壊......