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解説記事
NDT 技術のやさしい解説(保全技術者向け) - 1 回目-
著者:
牧原 善次
発刊日:
公開日:
1.はじめに  私たちは多くの設備、工業製品を利用して、不自由のない生活を送っている。しかし、ひとたびこれらに故障、破壊などが起きた場合、例えば、乗り物(航空機、船舶、鉄道、自動車)であれば人と物資の輸送の停滞、発電所であれば電気の供給の遮断などの事態に陥り、日常生活及び経済活動に支障が生じる。最悪のケースでは人命をも奪う甚大な災害をもたらす。したがって、日頃から設備などの信頼性を高める保全活動を行わなければならない。設備は多くの機器、部品などで構成されており、一つ一つ点検して健全であることを確認しなければならない。点検の内容も機械系、電気系などにわたるため、実施項目も膨大かつ複雑多岐にわたる。  多くの実施項目の中で、設備の構造健全性維持に大きな役割を担っているのが非破壊試験(NDT:Non Destructive Testing)である。この非破壊試験について今回からシリーズで解説する。今回は、設備保全について、非破壊試験(用語、必要性、用途と役割及び非破壊試験の種類)、きず検出のための非破壊試験などについて触れる。以降、各種非破壊試験手法、製造検査(製造時に生じるきずと適用する非破壊試験手法)、定期検査...
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解説記事
易しい破損解析講座 破面から読み解く破壊の原因 その1 -破損破壊の種類と破面-(I)
著者:
野口 徹
発刊日:
公開日:
1.1 はじめに   機械や構造物の設計、製造に拘わる技術者は、担当した製品、部材の破損破壊を多く経験します。客先からのクレームがある場合もあるし、時には大きな事故にもなります。プラントや設備の保全、管理に携わる技術者もまた日常的に種々の部材の破損破壊を経験することでしょう。保全技術者としては、その破損破壊が、そもそもの設計や製作に起因するのか、それとも運転や管理に問題があるのか、あるいは長期稼働による材料の劣化などによるやむを得ない破損破壊であるのかが(後に述べるように、このようなことは意外に少ないのです)大きな関心事です。 (脚注)ここでは、「力による、破面を生じるような材料の分離」を破壊と呼び、これに降伏・塑性変形、亀裂の発生と伝播、座屈による大変形、摩耗損傷なども加えて破損としています。しかしこれらを全て含んで破壊、破損という場合もあり、必ずしも厳密ではありません[6]。  もし設計や製作に起因するのであれば、設計や製造法に遡って改善しなければならないでしょうし、運転や管理に問題があるのであれば、点検や整備のマニュアルに明記して再発を防止する必要があります。これらを明らかにするためには破損破壊の原因(...