解説記事 志賀原子力発電所2号炉 敷地内断層の活動性評価


著者:
北陸電力株式会社 巢守 亮平 Ryohei SUMORI 小林 航  Wataru KOBAYASHI 木村 慎吾 Shingo KIMURA
発刊日:
公開日:
カテゴリ: 解説記事

概要

1.はじめに 北陸電力株式会社(以下、「北陸電力」という)は、能登半島西部に位置する石川県の志賀町に志賀原子力発電所を有している(Fig.1)。原子力発電所の新規制基準適合性に係る安全審査においては、発電所敷地内の重要な安全機能を有する施設の地盤には、将来活動する可能性のある断層等(約12~13万年前以降の活動が否定できないもの)の露頭が無いことを確認することが求められている[1]。志賀原子力発電所の敷地内断層については、2014年より、原子力規制委員会が設置した「志賀原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関す...


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