保全方式決定のための数量化手法の適用検討 - 保全上の重要度の定量的検討(その1)-


著者:
熊野 哲嗣 Tetsuji KUMANO 岩見 裕 Hiroshi IWAMI 笠井 雅夫 Masao KASAI 設楽 親 Chikashi SHITARA
発刊日:
公開日:
カテゴリ: 論文

概要

1.はじめに近年、原子力発電所の安全性・信頼性と経済性の最適点を求めることが重要との観点から、「保全の最適化」が注目を浴びている[1]。その大きなポイントの一つが、発電所の設備機器を『重点指向型保全』[2]の考え方に基づき、それら設備機器の"重要度"に応じた 適正な保全を行うことである。重要度にも、安全重要度分類、構造機種(クラス)区分、耐震クラス区分等、様々な分類/区分(定義)があるが、本論文では「保全」に着目することから、新たに"保全上の重要度"というものを用いることとする。保全上の重要度については、...


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