日本原子力学会標準「原子力発電所の定期安全レビュー実施基準」の改定
概要
1. はじめに電気事業者は、原子力発電所において、中長期的な視点に立脚して評価対象期間の保安活動を評価し、必要に応じて安全性向上のために有効な追加措置を抽出することにより、今後、当該プラントが最新のプラントと同等の高い水準を維持しつつ安全運転を継続できる見通しを得ることをねらいとして、定期安全レビュー(Periodic Safety Review:以下“PSR”という。)を実施しており、現時点までに延べ74基(うち、24基は2回)で実施してきた。一方、電気事業者のPSRの経験を踏まえ、標準的な基準を提...