原子力発電所用機器における渦電流探傷試験に係わる日本電気協会技術指針(JEAG4217)


著者:
高木 敏行 Toshiyuki TAKAGI 徳間 英昭 Hideaki TOKUMA 野中 善夫 Yoshio NONAKA
発刊日:
公開日:
カテゴリ: 解説記事

概要

1.はじめに国内の原子力発電所は、機器ごとに適切な周期で様々な検査が行われている。この検査で、万が一、き裂が見つかった場合は、日本機械学会 発電用原子力設備規格 維持規格(以下、維持規格と略す)等に従い、健全性評価が行われている。また、必要に応じ、補修などの適切な処置が行われ、機器の健全性が確保されている。例えば、原子力発電所の主要機器の一つである原子炉圧力容器等の検査には、目視試験、表面試験、体積試験などがある。この目視試験は、主に水中カメラが利用されているが、その代わりとして超音波探傷試験または渦...


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