概要
3 低炭素ステンレス鋼の応力腐食割れ3.1 応力腐食割れの発生恒久対策として、低炭素ステンレス鋼製にSUS304製のシュラウドおよび原子炉再循環(以下PLR;Primary Loop Recirculation)配管を取り替えていた 1990年代後半に、福島第二原子力発電所(以下2F)および柏崎刈羽原子力発電所(以下K)の最初から低炭素ステンレス鋼製であったシュラウドやPLR配管に応力腐食割れ(以下SCC;Stress Corrosion Cracking)が発見されSCCの第Ⅱ期が始まる。低炭素ステン...