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解説記事
沸騰水型原子力発電所における低炭素ステンレス鋼の応力腐食割れの経過と教訓(3)
著者:
二見 常夫,Tsuneo FUTAMI
発刊日:
公開日:
3  低炭素ステンレス鋼の応力腐食割れ3.1 応力腐食割れの発生恒久対策として、低炭素ステンレス鋼製にSUS304製のシュラウドおよび原子炉再循環(以下PLR;Primary Loop Recirculation)配管を取り替えていた 1990年代後半に、福島第二原子力発電所(以下2F)および柏崎刈羽原子力発電所(以下K)の最初から低炭素ステンレス鋼製であったシュラウドやPLR配管に応力腐食割れ(以下SCC;Stress Corrosion Cracking)が発見されSCCの第Ⅱ期が始まる。低炭素ステン......
解説記事
溶接変形と残留応力の基礎残留応力と保全-第1回-
著者:
望月 正人,Masahito MOCHIZUKI
発刊日:
公開日:
残留応力と保全(その1 溶接変形と残留応力の基礎)大阪大学 大学院工学研究科望 月 正 人1.はじめに 保全を考えるとき,対象の長期にわたる信頼性を確保するため,初期の製作に配慮するとともに時間経過にともなう保全活動が重要となる.ここで,圧力容器や配管など気密性を要求される構造物の場合,その製作に溶接が用いられることが多いが,直接目には見えない製作時の残留応力が劣化や損傷に影響を及ぼすことに気をつけなければならない. さて,溶接によって「もの」を「つなぐ」とき,要求通りの形状・寸法を満たすとともに,使......
解説記事
現代産業システムのリスクアセスメント論講義シリーズ第3回LectureseriesofriskassessmentmethodologiesforcontemporaryindustrialsystemsNo.3
著者:
丹羽 雄二,Yuji NIWA,吉川 榮和,Hidekazu YOSHIKAWA
発刊日:
公開日:
1. はじめに第2回目の連載では,現代産業システムの特徴、それを構成する設備と人間の中に潜在するリスクの諸相,それらを低減するための方策について解説した.今回は連載のまとめとして,現代の産業システムのリスクアセスメント,即ち本連載で解説する確率論的リスク評価(PRA:Probabilistic Risk Assessment)が実際にどのように行なわれるかを解説する.2.現代における大規模・複雑システムのリスクアセスメント 正確なリスクアセスメントでは,災害という形でリスクを顕在化させるトリガ事象から災害......
解説記事
配管減肉管理に関する内外の動向
著者:
稲田 文夫,Fumio INADA
発刊日:
公開日:
キーワードタグ:
After the pipe rupture accident due to the pipe wall thinning in August 2004 in Mihama-3, Japan Society of Mechanical Engineers constituted a special task for the piping wall thinning in the Power Generation Equipment Code Committee. First, they established the Rules on Pipe Wall Thinning Management providing the function, which the guideline of each company for pipe wall thinning should satisfy. Second, they are establishing the technical standards for thermal power stations, PWRs, and BWRs. In this report...