保全学の構築に向けて (1)


著者:
宮 健三 Kenzo MIYA 青木 孝行 Takayuki AOKI 高瀬 健太郎 Kentaro TAKASE 千種 直樹 Naoki CHIGUSA
発刊日:
公開日:
カテゴリ: 論文

概要

1.はじめに:普遍性と階層構造原子力発電設備でとられている保全の基本原理の中に「階層性」と「階層原理」を導入できないかという命題は検討に値する。階層原理とは、例えば原子力プラントが電力を生産するまでにたどるプロセスは、設計と建設と運転管理、の三つの部分からなり、それらが階層的な役割を果たしながら全体として電力の安定供給という機能を果たしている仕組みを言う。階層性が存在し階層原理が正常に機能すれば、設計、建設、運転管理の三つの行為が適切に機能し、その結果電力は正常に国民に供給される、という目標が達成される。...


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