保全学の構築に向けて(3)- 実務からみた保全学のテーマ -


著者:
千種 直樹 Naoki CHIGUSA 宮 健三 Kenzo MIYA 青木 孝行 Takayuki AOKI 高瀬 健太郎 Kentaro TAKASE
発刊日:
公開日:
カテゴリ: 論文

概要

1.はじめにプラントシステムの保全計画は、体系化された学問に基づき立案・実施されるというよりも、現場で実務に携わる専門家の経験に基づき、多くの試行錯誤を経て段階的にその精度を高めていくという手法が、これまで一般的にとられてきている。これは、原子力発電プラントの保全計画についても同様であり、プラントの安全性・信頼性確保を目標に、運転経験と技術知見の蓄積を可能な限り保全計画に反映してきた結果として現在の完成度の高い保全計画が構築されているものの、まだまだ定量的な要素も少なく、そのため論理的な要素の導入にも限界...


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