原子力発電所の保全ロボットの現状と今後-その2-株式会社東芝の取り組み-
概要
1.はじめに近年、ロボット技術の進歩に伴って、従来実現できなかった遠隔作業が可能になり、特に水中や狭隘部において、高度な検査、補修、予防保全が実用化されている。本稿では、当社の遠隔操作装置(保全ロボット)の開発と実機適用に関する現状の取り組みと今後の展望について述べる。当社は、1980年代より、定期検査時の時間短縮、作 業員の被曝低減、安全性向上のために、原子燃料や制御棒駆動機構の自動交換技術や格納容器内の運転中監視システムなどを開発して、実機適用を図ってきた。1990年代に入り、原子力発電プラントの炉内...