特集記事「エネルギー国際情勢」(3) 米国が警戒する原子力覇権狙う中国


著者:
窪田 秀雄 Hideo KUBOTA
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カテゴリ: 特集記事

概要

中国では、昨年から今年 7月にかけて合計 9基の原発が運転を開始したが、原発の新設はほぼ 3年間にわたって審査・承認が行われていなかった。新規着工も 2017年 12月の高速増殖炉実証炉( 60万 kW)を最後に途絶えていた。しかし、増設ユニットではない新規サイトの原発が年内にも着工する見通しとなった。それだけではない。浮動式原子力プラントとモジュール式小型炉(SMR)も年内に着工する。原子力船プロジェクトも動き出した。来年には、高温ガス炉(HTGR)実証炉(21万 kW)と国産の第 3世代炉「華龍一号」(PWR、100万 kW級)の初号機が運転を開始する。


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