概要
日本保全学会第 16回学術講演会は、 2019年7月24日(水) ~26日(金)の 3日間、青森市にて開催されました。開催報告の詳細は、「保全学」 2019年 9月号に掲載されておりますが、今回の学術講演会を成功裡に開催できましたことにつきまして、現地実行委員長として、講演された皆様、参加された皆様、後援頂きました多くの皆様に深く感謝申しあげます。今回の学術講演会が青森県および我が国の原子力施設の前進に寄与することを願ってやみません。さて、原子燃料サイクルは言うまでもなく、わが国の将来のエネルギーの確保と資源の有効利用および地球温暖化対策を担う極めて重要な存在であります。原子燃料サイクルの中核である六ヶ所再処理施設については、現在、新規制基準適合性審査の大詰めを迎えており、しゅん工に向けて様々な取組みが行われていることから、この取組みについて本稿で紹介します。