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解説記事
IAEAにおける安全基準策定の動向について
著者:
青木 昌浩,Masahiro AOKI
発刊日:
公開日:
 2005年より、IAEAの安全基準策定を技術的専門家の立場から議論する原子力安全基準委員会(NUSSC)等の委員会が新たに新たなタームを迎えている。ここでは、NUSSCに2回出席した経験を踏まえ、IAEA安全基準とは何か、IAEA安全基準策定動向等について簡単に報告したい。1.IAEA安全基準とは(1)IAEA安全基準とは IAEA安全基準とは、加盟国における原子力の安全規制が有効に行われるよう、我が国の標準策定機関のように一定の手続き、すなわち、加盟各国の専門家及び加盟国としてのコメントを踏まえて、I......
解説記事
PresentActivityinASMESectionXIRegardingRisk-InformedMaintenance
著者:
Owen HEDDEN,Alan CHOCKIE
発刊日:
公開日:
キーワードタグ:
Present Activity in ASME Section XI Regarding Risk-Informed Maintenance Owen HEDDEN Code and Standards Consulting, Fort Worth, Texas, USA President Alan CHOCKIE Chockie Group International, Inc., Seattle, Washington, USA President Since 1996 Section XI of the ASME Boiler and Pressure Vessel Code has actively incorporated risk-informed concepts. The risk-informed process provides a framework for allocating inspection resources in a cost-effective manner and helps focus inspections where most critical for pla...
解説記事
地層処分事業と保全
著者:
北山 一美,Kazumi KITAYAMA
発刊日:
公開日:
1.はじめに現在検討中の,我が国の次期原子力長期計画の中でも再確認されたように,原子力発電所から取り出された使用済燃料は再処理してウランとプルトニウムを回収し再度燃料として用いる原子燃料サイクルの方針を採用することとしている。再処理に伴って、放射能レベルの高い廃液が分離される。この廃液をガラス原料と混ぜて高温で融かし、ステンレス製の容器の中で固めたものをガラス固化体といい、わが国の高レベル放射性廃棄物はこのガラス固化体の形で発生することになる。ガラス固化体の放射能は時間とともに減衰しながら長く残存するため......
解説記事
漏えい事象評価研究分科会の活動
著者:
漏えい事象評価研究分科会
発刊日:
公開日:
1.はじめに近年、米国の原子力発電所は原子炉安全に係わるような大きな事故も無く、高い設備利用率と経済性を誇っている。これは、規制の考え方や内容を大幅に変更してきた米国規制当局(NRC)の規制と電気事業者の施策が功を奏した結果であると考えられる。すなわちNRCは、原子炉安全確保の重視に加え、パフォーマンスベース規制、リスクベース規制などへ規制方針を転換し、電気事業者はNRCの規制に従って原子炉安全の確保を前提に、合理性を追及した結果として運転中保全や状態監視保全などの大幅導入、プラント停止期間の短縮などを実......
解説記事
社会からの要求と規格・基準
著者:
宮 健三,Kenzo MIYA,望月 正人,Masahito MOCHIZUKI
発刊日:
公開日:
1.はじめに1.1 規格・基準の性格と社会的必要理由 社会を集団と呼ぶことにして,人間は一人では生きていけず他人とのかかわりを持って始めていきていけることは当然のことで,このことを称して種の保存とか集団の維持とかのように言われてきた.個と集団の関係は,部分と全体の関係のように極めて重要な普遍性を持った関係にある.個と集団の関係には,やっかみなど集団から来る感情や個を殺して集団の決まりに従うとか,が考えられるが,それらの中でも個が守らなければならない規則という側面が規格・基準に関連して考えられなければならな......