オーステナイト系ステンレス鋼溶接部割れ一対する超音波探傷試験の検出解析確率 Probability of detection analysis of ultrasonic NDT applied to austenitic stainless steel
オーステナイト系ステンレス鋼溶接部割れ一対する超音波探傷試験の検出解析確率 Probability of detection analysis of ultrasonic NDT applied to austenitic stainless steel
1. 緒言
原子力発電所を始めとした各種発電プラン トにおいて安全性の確保及びトラブルの未然 防止は重要なテーマである.また,プラントの 寿命延長に伴い,構成部位の余寿命診断も重要 な課題となっている.非破壊検査は発電プラン トの安全性を確保するため
1. 緒言
原子力プラントをはじめとするエネルギー関連施設 の非破壊評価技術は保全技術の中でも重要な位置を占 めている。欠陥の探傷法として、超音波は透過性がよ いので広範囲に応用されているが、圧電素子や磁歪素 子による従来の方法は、滑らかな面を持っ評
1. 緒言
PWR の原子炉容器上蓋は、制御棒駆動装置を取り付 けるための管台が低合金鋼の上蓋に溶接された構造を 有し、近年、海外プラントにおいて、Alloy 600 を使用 した上蓋管台母材部に応力腐食割れ(SCC)の発生が 報告されている。 -
1.緒言
* 供用状態にある原子力発電所などでは、その健全性 の確認のために超音波探傷試験などの非破壊試験を用 いている。非破壊試験で得られる結果によって、当該 部分が健全であることを確認するとともに、前回点検 時と比べて変化があるかどうかを確認する
1. 緒言
PWR 型原子力プラントにおいて原子炉容器供用期間 中検査(以下 RV-ISI)は,維持規格に従い 10 年毎に所 定の範囲を体積検査する必要があり、UT を実施している。 RV-ISI は作業員のアクセスが困難な高線量環境下での検 査で
1.緒言
原子力発電プラント設備の材料の一つであるステン レス鋼溶接部においては,その柱状晶組織により超音 波の散乱,曲がりが生じ、欠陥の深さ測定に不可欠で ある欠陥端部エコーの検出,識別に技術と経験を必要 とする.これに対して,従来の横波または縦波
1. はじめに
・ オーステナイト系ステンレス鋼配管突合せ溶接部 のき裂深さサイジング技量に関して、(社)日本非破 壊検査協会規格 NDIS0603 「超音波探傷試験システ ムの性能実証における技術者の資格及び認証」 附 属書(規定)「軽水型原子力発
1.緒言
国内原子力プラントにおける供用期間中検査では、 配管溶接部は JSME 維持規格に基づき、体積検査とし てUTを実施している。近年、UTデータ評価において、 全てのデータを取り込み、複数の検査員、必要に応じ て第三者による分析・判定が可能
1. はじめに
フェーズドアレイ法を用いた超音波探傷試験(UT)で は、探傷結果を画像化して表示することに加え、試験 対象部位に送信する超音波ビームの方向を任意に設定 することや、ビームの集束の有無や集束の深さを任意 に設定することが可能という特長が
1.緒言
フェーズドアレイ法は、アレイセンサ内部の複数の 圧電素子に遅延時間を与えて、超音波の位相を制御し て送受信することにより、任意の位置にビームを集束 するとともに、遅延時間を電子的に制御してビーム走 査することが可能な検査技術である。特に、医
.緒言
原子力発電プラントにおける基礎ボルトの健全性評 価方法として、超音波による手法について報告する。 基礎ボルトは、片側または両側の先端部を除いて、ほ とんどの部分がコンクリート等に埋設されているため 建全性を評価するための体積検査手法として超音
1.緒言
近年、配管の長手方向に長距離伝搬するガイド波 [1][2]を用いた配管の検査技術が注目を集めている。し かし、配管の状態によっては欠陥検出が困難であり、 現状の励起検出効率では不十分であることからガイド 波の励起検出効率の向上が課題となって
1. 緒言
国内の原子力発電所においては運転年数が 30 年を 越える高経年化プラントが増加し、溶接部には応力腐 食割れ(Stress Corrosion Cracking、以下 SCC と略記) の発生が顕在化しており、予防保全工事も行われてい る
1. 緒言
国内原子力プラントにおける供用期間中検査(ISI) では、配管溶接部は JSME 維持規格に基づき、体積検 査として UT を実施している。近年、UT データ評価に おいて、全てのデータを取り込み、複数の検査員、必 要に応じて第三者による
1. 緒言
原子力プラントの高経年化に伴い、重要構造物の配 管に減肉が発生することが問題となっている。高経年 化により減肉箇所が増大すると、検査にかかる時間と コストが膨大になるため、状態監視保全を取り入れた 新しい配管減肉診断手法が求められている。
1. 緒言
国内原子力プラントの高経年化に伴い、プラントに おける構造物の劣化を非破壊で検出できる手法及びそ の高度化は、プラントの健全性維持に欠かせない重要 なテーマとなっている。プラント構造材を固定するアンカーボルトは、プラ ント高経年化にあたり
1.緒言
本報告ではセーフエンド溶接部に対する内面からの サイジング手法の高度化を目指した開発事例を示す。 欠陥はセーフエンド溶接部の軸方向に発生しているた め、UT による欠陥サイジングは溶接の直上にプローブ を配置して検査している。このため、溶接
1. 緒言
ルボや管台等の形状的な条件から, 必要な探傷ができ 原子力発電設備の供用期間中検査(ISI:In-Serviceない探傷不可範囲が存在する。 Inspection)で要求される体積試験(超音波探傷試験 探傷不可範囲の低減策として, 炭素鋼
1.緒言
600 系ニッケル基合金溶接部の予防保全対策として 日本国内では 2007 年より原子炉容器および蒸気発生 器のセーフエンド溶接部の ECT による欠陥検出、検出 された指示に対しては UT により欠陥端部エコーを検 出してサイジングを行っ
「Ultrasonic Testing」と一致する結果は見つかりませんでした。