設計疲労線図の開発状況
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カテゴリ: 第10回
1諸 言
日本溶接協会の原子力研究委員会DFC小委員会(設計疲労図の策定に係る調査)にてオーステナイト系ステンレス鋼、炭素鋼及び低合金鋼の新しい設計疲労線図の開発を行っている。本論文ではその設計疲労線図の研究計画及び開発状況[1-3]を紹介する。 2研究計画 2.1目 的 DFC小委員会の目的は、技術根拠が明確で合理的なオーステナイト系ステンレス鋼(SS: austenitic Stainless Steels)、炭素鋼(CS: Carbon Steels)及び低合金鋼(LAS: Low Alloy Steels)の設計疲労線図を提案することである。新しい設計疲労線図を開るために、軽水炉で使用されるオーステナイト系ステンレス鋼、炭素鋼及び低合金鋼の有効な疲労データベースを構築する。そのデータベースに対して引張強さをパラメータとした最適疲労線図(BFC: Best Fit Curve)を設定する。また、データのばらつき、表面仕上げ、サイズ効果及び平均応力効果についても検討を行う。さらに、現状の疲労設計手法の調査及び大型疲労試験に関する文献調査も行う。 以上の検討結果に基づき、オーステナイトテンレス鋼、炭素鋼及び低合金鋼の設計疲労線図を策定する。その他、開発設計疲労線図を検証するための大型疲労試験の計画についても検討する。
22検討内容
以下について検討を行う。図1に本小委員会での検討のスケジュールを示す。 -1小型疲労試験関連 国内外の小型疲労試験データを収集し、データベースを構築する。構築したデータベースに対して統計解析を行い、最適曲線及び標準偏差を求める。また、最適曲線の式については引張強さをパラメータとした評価式を検討する。
“ “設計疲労線図の開発状況 “ “朝田 誠治,Seiji ASADA,樋口 洵,Makoto HIGUCHI,金崎 宏,Hiroshi KANASAKI,瀬良 健彦,Takehiko SERA“ “設計疲労線図の開発状況 “ “朝田 誠治,Seiji ASADA,樋口 洵,Makoto HIGUCHI,金崎 宏,Hiroshi KANASAKI,瀬良 健彦,Takehiko SERA
日本溶接協会の原子力研究委員会DFC小委員会(設計疲労図の策定に係る調査)にてオーステナイト系ステンレス鋼、炭素鋼及び低合金鋼の新しい設計疲労線図の開発を行っている。本論文ではその設計疲労線図の研究計画及び開発状況[1-3]を紹介する。 2研究計画 2.1目 的 DFC小委員会の目的は、技術根拠が明確で合理的なオーステナイト系ステンレス鋼(SS: austenitic Stainless Steels)、炭素鋼(CS: Carbon Steels)及び低合金鋼(LAS: Low Alloy Steels)の設計疲労線図を提案することである。新しい設計疲労線図を開るために、軽水炉で使用されるオーステナイト系ステンレス鋼、炭素鋼及び低合金鋼の有効な疲労データベースを構築する。そのデータベースに対して引張強さをパラメータとした最適疲労線図(BFC: Best Fit Curve)を設定する。また、データのばらつき、表面仕上げ、サイズ効果及び平均応力効果についても検討を行う。さらに、現状の疲労設計手法の調査及び大型疲労試験に関する文献調査も行う。 以上の検討結果に基づき、オーステナイトテンレス鋼、炭素鋼及び低合金鋼の設計疲労線図を策定する。その他、開発設計疲労線図を検証するための大型疲労試験の計画についても検討する。
22検討内容
以下について検討を行う。図1に本小委員会での検討のスケジュールを示す。 -1小型疲労試験関連 国内外の小型疲労試験データを収集し、データベースを構築する。構築したデータベースに対して統計解析を行い、最適曲線及び標準偏差を求める。また、最適曲線の式については引張強さをパラメータとした評価式を検討する。
“ “設計疲労線図の開発状況 “ “朝田 誠治,Seiji ASADA,樋口 洵,Makoto HIGUCHI,金崎 宏,Hiroshi KANASAKI,瀬良 健彦,Takehiko SERA“ “設計疲労線図の開発状況 “ “朝田 誠治,Seiji ASADA,樋口 洵,Makoto HIGUCHI,金崎 宏,Hiroshi KANASAKI,瀬良 健彦,Takehiko SERA