自家発設備における再生補修技術の実際

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カテゴリ: 第6回
1. 緒言
ストである必要がある。これまで診断や検査の領域は、 1.緒言いろいろ述べられる事が多いが、処方・外科に相当す 火力、原子力をはじめとする電力設備を取り巻く環る処置に関する部分が語られることは意外と少ない。 境は、建設・運用を主体とした時代から高経年化した ここでは特に CBM にて状態量を検知した後の処置に 設備を維持継続運転する時代へ突入した。より、どの様に生産設備の継続性を守るかという視点 このような時代背景から、現状の法の下での検査・診 で述べてみたい。 断という位置付けから、まさしく自己責任のもとでの
12 CRM化に伴う整備技術の位置付け自家発設備における再生補修技術の実際
ストである必要がある。これまで診断や検査の領域は 1. 緒言いろいろ述べられる事が多いが、処方・外科に相当す 火力、原子力をはじめとする電力設備を取り巻く環る処置に関する部分が語られることは意外と少ない。 境は、建設・運用を主体とした時代から高経年化したここでは特に CBM にて状態量を検知した後の処置に 設備を維持継続運転する時代へ突入した。より、どの様に生産設備の継続性を守るかという視点 このような時代背景から、現状の法の下での検査・診 で述べてみたい。 断という位置付けから、まさしく自己責任のもとでの2. CBM化に伴う整備技術の位置付け 自主保安の位置付けへ変化してきていると言える。今回の検査制度の改革では時間基準を主体とする予 著者らは、CBM化を計画保全1) という概念の下 防保全型(TBM)から、状態基準の予知保全(CBM) に、図2のように捉えている。すなわち、CBM 化とは や事後保全 (BM) を許容する計画保全型への転換が求 広義に、予め決定した機器や部品及び部位毎の重要度 められている。に応じて、TBMやCBM および BM の保全方式を合理 設備を管理するセクションは「設備の医師である」と 的に設定して保全していくこであると考える。 いう表現をとれば図1に示す全ての領域でスペシャリ CBM 化には、各機器もしくは部品部位毎に設定される保全方式に従って、修理や調整などの処置方法につ計画保全 (Planned M)日常管理異常保全体血心店心拍数油量・油圧 振動値 聴診棒時間基準(予防)保全方式(Time Based M)停止時整備(SDR)予防保全 (Preventive M)定期検出技術者| 状態基準(予知)保全方式)(Condition Based M)運転中検査(OSI)血液検査 胸部X線 超音波検査定検医振動解析 油分析 非破壊検査 サーモG精密検査精密診所事後保全 (Breakdown M)運中整備(OSR)専門グループ 総合診断会社MRI X線断層検査 組織検査 血液精密検査 DNA検査振動精密 X線断層検査 金属組織?妻 腐?診斷。 損傷解析非計画保全 (Unscheduled M)緊急保全 (Emergency M)停止整備」 (SDR)く処方外科手術)処置・整備・補修投薬・処置 治療・外科手術総合メンテ会社 専門グルーブ給油・増し締め 処置・整備・補修・更新:図2.計画保全体制における検査と整備図1.医療と設備診断技術連絡先:富田英二 〒108-0075 東京都港区港南 4-1-8 リバージュ品川ビル 13F 旭化成エンジニアリング株式会社 PL事業推進部PP_371 自主保安の位置付けへ変化してきていると言える。今回の検査制度の改革では時間基準を主体とする予 防保全型(TBM)から、状態基準の予知保全(CBM) や事後保全 (BM)を許容する計画保全型への転換が求 められている。 設備を管理するセクションは「設備の医師である」と いう表現をとれば図1に示す全ての領域でスペシャリ日常管理異常保全心拍数油量・油圧 振動? 聴診棒、定期康診定期診断検出技術者血液検査 胸部X線 超音波検査定使医振動解析 油分析 非彼接按? サーモG精密診所精密検査■専門グループ 総合診断会社MRI X線断層検査 組??置 血液精密検査 DNA検査振動精密 X線断層検査 金属粗??? 腐蛋診断 損傷解析く処方外科手術一処置・整備・補修総合メンテ会社 投薬処置専門グルーブ給油増し締めし 治療・外科手術処置・整備・補修・更新 、専門グループ。 給油,増し締め 手術処置・整備・補修・更新!図2.計画保全体制における検査と整備図1. 医療と設備診断技術;:富田英二 0075 東京都港区港南 4-1-8 リバージュ品川ビル 13F エンジニアリング株式会社 PL事業推進部- 371 - 03-5462-4607 : tomita.eb@om.asahi-kasei.co.jp連絡先:富田英二 〒108-0075 東京都港区港南 4-1-8 リバージュ品川ビル 13F 旭化成エンジニアリング株式会社 PL事業推進部。 TEL:03-5462-4607 e-mail : tomita.eb@om.asahi-kasei.co.jpる処置に関する部分が語られることは意外と少ない。 ここでは特に CBM にて状態量を検知した後の処置に より、どの様に生産設備の継続性を守るかという視点らは、CBM化を計画保全1) という概念の下 のように捉えている。すなわち、CBM 化とは 予め決定した機器や部品及び部位毎の重要度 、TBMやCBM および BM の保全方式を合理 的に設定して保全していくこであると考える。CBM 化には、各機器もしくは部品部位毎に設定され る保全方式に従って、修理や調整などの処置方法につ計画保全 (Planned M)時間基準(予防)保全方式(Time Based M)停止時整備(SDR)予防保全 (Preventive M)「状態基準(予知)保全方式(Condition Based M)運転中検査(OSI)事後保全 (Breakdown M)運中整備(OSR)|非計画保全 (Unscheduled M)緊急保全 (Emergency M)停止整備 (SDR)いて整理(共有化)されていることが必要である。従 来の TBM 主体の保全では、総分解整備型となりがち で、本来寿命のまちまちな部品を画一的な周期で整備 交換するといった非合理も生じ易い。CBM 化における整備の考え方を図3に示す。CBM の目的は、状態監視により、機器もしくはその構成部 品の機能劣化を生じる直前近くまで運転した後に、停 止開放整備をする事にある。より長期の安定運転の為 には運転中の目視や計器による監視結果に基づく運転 中の整備・調整技術が重要である。 - 運転中整備には、バルブのグランドをバックシール により取り替えるなどのほか、増し締めなどの調整技 術がある。また不足な事態をも考慮した応急処置技術 等についても実際に使える技術として蓄積されている 必要がある。 ・ 一方、開放検査に於いても、事前の運転中の状態監 視により異常兆候もしくは異常の真の原因を定量的に 究明出来ていれば合理的な修理準備が可能である。ま た、機器設置状態での再生補修技術を保有していれば 整備期間の大幅な短縮も可能となる。停止させない技術運輸中監視運転中整備応急処置技術基本整備技術停止整備」本質改善整備再生整備技術短期間で修復する技術図3. 整備時期と応用技術3. 事例紹介上述した増し締め等の整備調整技術以外の応急処置 や現場での再生補修技術などを紹介する。 1) 応急処置技術の紹介一例として運転中の漏れ対応の補修技術を示す。 ・溶接囲い ・当て板溶接・コンパウンド注入 ・コーキング・バンド巻き・冷間溶接・配管圧潰等 2)現場での再生補修技術の紹介 一例として当社で保有する再生補修技術を表1に示す。図4,5に据えぐり加工法における当社で開発し 二装置の特長である直線加工と溝加工の事例を示す。表1. 著者らの有する再生補修技術 | 熱交換器フランジシート面の腐食部補修給水ポンプ吐出弁リングジョイント溝部の腐食補修 |据えぐり | ドラムマンホールシート面のピッチング腐食補修劣化による機器共通ベッド歪部の平面加工その他、面や溝等の精密加工 基礎補修 | コンクリート基礎脆弱部補修あっといいOLCOTCH 2000000000C1 10000000000000 200000000010,000001100000000000 DeeeeeNOICCITE図4. 熱交換器のフランジシート面補修状況図5.リングジョイント溝部の補修状況4.結び_)自家発電設備で著者らが進める CBM化における 補修技術の考え方を紹介した。 2)著者らの保有する補修技術について紹介した。参考文献.] 旭エンジニアリング偏、“保全情報管理システム活用ガイド”、日本プラントメンテナンス協会、 - pp.43-44(2003).122“ “自家発設備における再生補修技術の実際“ “富田 英二,Eiji TOMITA,苅安 美恵男,Mieo KARIYASU
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