基調講演: EJAM New Technologyの活動状況

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カテゴリ: 第7回
1. 緒言
ここでは、それらのうち New Technology (NT)につ いて、この 1 年の活動を振り返り、NT の趣旨、NT 記事の一般的な特徴、実績について集約するととも に、今後の展望について述べてみたい。2. New Technology (NT)の活動 2.1 NT の趣旨 「NT は、保全のために開発、改良された技術を紹介 するものであり、従来の学術的なジャーナルとは異 なり、わかりやすさ、見やすさを重視した形式で、 設備の信頼性を高め、安全性を確固たるものにする ための技術を世界レベルで情報共有あるいは検討す
2.2 保全技術記事の特徴保全技術記事では、その目的から、次のような点 に重点を置いて記事を構成するようにしている。(1) わかりやすさなるべく直感的に技術の内容が理解できるよう、 以下の点を特に重視している。保全技術記事では、その目的から、次のような点 重点を置いて記事を構成するようにしている。わかりやすさ、 なるべく直感的に技術の内容が理解できるよう、 下の点を特に重視している。・簡潔明瞭な記載 ・見やすい視覚的表現を多用Fig.1 にウォータージェットピーニングの例、 Fig.2 にインレイ補修の例、Fig.3 に UT シミュレー ションの例でこれらの特徴を示した。動画について はぜひ実際の WEB を試してご確認頂きたい。(2) 詳細情報への容易なアクセス読者にまず一見して技術の概要を掴んでもらった 上で、関心のある詳細情報へと容易にアクセスして もらうために、以下の工夫を行っている。・関連文献がリンク形式で容易に入手可能 ・投稿者への質問等アクセスが可能2.3 この1年間の掲載実績 EJAM-NT にはこの1年間で以下に示すような 22 件 の保全技術記事を掲載してきた。(タイトルは簡略化 し、シリーズものはまとめ、発表機関は省略した)(1) Vol.1 No.1 (2009 年5月) ・ UT シミュレーション(検査) ・ 封止溶接(補修) ・ 耐食材肉盛(予防保全) ・ 磨き(予防保全) ・ IHSI(予防保全)(2) Vol.1 No.2 (2009 年8月) ・ ウォータージェットピーニング(予防保全) ・ レーザ脱鋭敏化処理(予防保全) ・ 水冷溶接(予防保全)(3) Vol.1 No.3 (2009 年 11 月)・ 起動時水素注入(環境改善) . 超音波ショットピーニング(予防保全) ・ レーザピーニング(予防保全) ・ 欠陥除去(補修)(4) Vol.1 No.4(2010 年2月)配管酸素処理(環境改善)高 pH 運転(環境改善) ・ ガイド波法減肉測定(検査)3D-UT 減肉測定(検査) ・ 電磁音響法応力板厚測定(検査)(5) VOL.2 No.1(2010年5月) ・ インレイ溶接(補修) ? 摩耗診断(診断) ・ 光ファイバ監視(状態監視) ・ 既設備利用監視(状態監視)これまでは、これらの保全技術記事が対象として いる技術分野を、以下の分類により整理してきている。I : Inspection(検査) II : Repair(補修) III: Replacement(取替) IV : Preventive Maintenance(予防保全) V: Others(その他、例えば環境改善等)この1年間の活動において、この保全技術分類を より体系的に考えることでマップに整理することを 検討してきた。Table 1 に簡略化した保全技術マッ プを示す。2.4 アクセスの実績と傾向NT だけでなく EJAM 全体へのアクセス実績につい ては、Table 2 に一日平均のアクセス数としてひと 月ごとの実績を示した。またそれをグラフ化したも のを Fig. 4 に示した。アクセス数は概ね順調な伸び を示している。新しく発刊された月や OT を更新した 月にアクセス数が伸びていることが見てとれる。確 実かつこまめな更新が順調な伸びにつながっている ことがうかがえる。EJAM-NT については、事務局、関係者を通じた情報 提供機関への問合せや反響も何件かあり、NT に対す る関心が徐々に深まりつつあることを裏付けている。3. 今後の展望 * 2.1で述べた NT の趣旨に合った活動を推進すべ く、2.3で述べた保全技術マップを利用して、体 系化された分類に基づき、よりわかりやすく整理さ れ、かつ世界レベルの高度な技術を対象とした題材 の提供を着実に継続していくこととしたい。これにより、EJAM に関心を持つ人々を惹きつけ、 増やしていくことが可能になると考えている。そう なれば、国際的、自発的な題材の提供を受けること も始まるであろうし、EJAM を通じた交流が活発化す れば、情報のやりとりにとどまらず、現実の新しい 保全技術の交流につながるものと展望している。4.結言EJAM が発足して1年が経過し、そのひとつの分野 である NT は種々の保全技術情報を活発に発信して きた。今後はこの実績を踏まえ、より洗練された形 の情報発信に努めるとともに、国際的、自発的な新 しい保全技術に関する相互交流を期待する。謝辞 本報は、EJAM 編集委員会保全技術委員会において 検討された内容を幹事会メンバーがまとめたもので ある。同委員会各位のご指導、ご助言に感謝する。
(2009) E-Journal of Advanced Maintenance (EJAM). Japan Society of Maintenology. 25 May 2010 [3] Dong Han, “China Nuclear Energy Association,““E-Journal of Advanced Maintenance (EJAM). China Column 1, 25 May 2010.31 May 2010. [4] 堂崎, 保全技術記事とそのねらい, 第6回学術講演会 B-4-4(2009)1900/12/01Irradiation head- ICM housing(a)(b)Fig. 1 Examples of NT 'Water Jet Peening (a) Hitachi-GE Nuclear Energy, Ltd. , “The Water Jet Peening for Reactor Internals Technology for Preventing Stress Corrosion Cracking by UsingCavitations” EJAM Vol.1 No.2 (25 Aug. 2009) (b) TOSHIBA CORPORATION, “Laser Peening Technology for Preventing Stress Corrosion Cracking for BWR reactor internals” EJAM Vol.1No.3 (25 Nov.2009)Upper Core Internal Lower Core InternalCylindrical contarerwithout waterSeal ringPlatform without waterCavity Filed with waterRV with wateMachined area during the last outageSS CleddingRV SidaSG SideSafe andprax21mm#p0.74mmNozaleaprox.53mmCircumferential welane ButteringBefore RepairFig.2 An Example of NT 'Inlay Repair' THE KANSAI ELECTRIC POWER CO., INC.& MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD., “INLAY Method Using the Cylindrical Container for Reactor Vessel of PWR” EJAM Vol.2 No.1 (25 May 2010)(b)Fig.3 Examples of NT 'UT Simulation'a) I. KOMURA and T. FURUKAWA, “Simulation Technique for UTWave Propagation as an Effective Tool for Predicting the Inspection Results and Interpreting the Root Cause of UnexpectedIndications,” EJAM Vol.1 No.1 (25 May 2009) b) Ibid.337備考・遠 隔自動化 技 術 ィクス)・遠隔自動化技術備(KA強 、 、 ト耗※BB3-BR52A4-A3 B5-B6-B備考 ・遠隔 自動化技術 イクス) ・遠隔自動化技術 ィクス)・隔離技術 B.劣化モード / 異常者1B 2B4B] 容 器 、配管、弁、ポンプ 、・照 射 脆 HIS CC 疲労 、減肉 ケーブル、電気計装 設 備 、 縁低下、コンクリート 強 備 、コンクリート構 造 物 、 ・異 常 振動 、軸受け摩耗、 電源設備 、機械設備 、他 | 潤滑材 劣化 、異常発熱、A. 対象設備 1 検査技術」 ・非破壊検査技術 ・劣化等調査 ?術 2 状態監視技術 ・振動 診断技術 ・油診断技術 ・サーモグラフィ 他技研 3 診 断 / 評価技術 | ・劣化 ( 寿 命 ) 評 価 技 耐 ・リスク評 価 拠術 ・診断技術 4 補修・取替技術 ・溶接補修技術 ・大型機器等取替做術 ・応 急補修技術」 5 改善技術 ・材料 改善 技術 ・環境 改善 技 術 ・応力改善技術 ・性 能 改善 技術」 6 その他 ・管理技術」・運用技術他 点検技術」 評価技術 保全措置 技術HO2-AF94-A5A、 電波神 備技研Table 2 Access Performance to EJAMH21.6月7月 8月 9月 10月 11月12月 H22.1月2月 3月 4月 5月平均アクセス数 発刊号 Occasional Topics発刊状況 (日別)97 | 5/25 創刊号 | OT1,2 106OT2追加 123 | No.2発刊 114OT3,4 109OT5,6 142 | No.3発刊 146OT7,8 195 | No.4発刊 OT9 190 167OT10 208 | Vol.2 No.1発刊 | OT11, China Column 11900/05/24合計アクセス数(創刊~H22年5月31日): 51,7171901/11/30|H21年5月25日(創刊)~H22年5月31日 合計アクセス数:約51,717 (*サーバー移行期間;12/19~28日、は除く)5月25日 Vol.2No.1500 H22年5月日別平均アクセス数:約2121898/05/06|china Column 始動>1901/05/14No.4KXNo.23No.37VVol. 1 No.1429OT10OT110110 01111001931/02/181900/12/15328OT230003 (ora) (073OTE1900/10/241900/09/211900/04/0910十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十_SEL2019/02/04BEES2019/02/182019/03/042019/03/182019/05/275月25日 6月8日 6月22日2019/07/06入入 4月1日 4月15日2019/04/29Fig.4 Change of EJAM Access Performance入 ス入 8月3日 8月17日 8月31日 9月14日 9月28日 10月12日1月7日 11月9日 10月26日12月7日 11月23日2019/01/21“ “?EJAM New Technology の活動状況“ “野本 敏治,Toshiharu NOMOTO,堂﨑 浩二,Koji DOZAKI,坂下 彰浩,Akihiro SAKASHITA,平野 伸明,Shinro HIRANO,大坪 徹,Tooru OOTSUBO,伊東 敬,Takashi ITO,宮口 仁一,Jinichi MIYAGUCHI,古村 一朗,Ichiro KOMURA,青木 孝行,Takayuki AOKI,中村 麻友,Mayu NAKAMURA,東原 奈美,Nami TOHARA
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